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越境の北朝鮮木造船と船員3人 送還完了=韓国

記事一覧 2019.07.29 17:26

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は29日午後、朝鮮半島東側の東海の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を越えて韓国側海域に入った北朝鮮の小型木造船と船員3人全員を北朝鮮に送還した。

韓国の艦艇にえい航される木造船(左、軍合同参謀本部提供)=29日、ソウル(聯合ニュース)《転載・転用禁止》

 韓国軍合同参謀本部によると、木造船と船員は午後3時半すぎに北朝鮮側に引き渡された。

 統一部はこの日午前、北朝鮮・開城の南北共同連絡事務所を通じて船と船員の送還について北朝鮮側に通知した。通知に対する北朝鮮側の反応はなかったという。

 北朝鮮への送還は、船が越境してから2日後、韓国軍当局にえい航され調査を受けてから1日後に行われ、迅速に進められた。

 同部の李相旻(イ・サンミン)報道官は同日の定例会見で「状況、事例により送還までにかかる期間が異なるしかない。これまで、人道主義的見地から住民の自由意思が確認された場合は早期に送還してきた」と説明した。

 木造船は27日午後10時15分ごろ、NLLの北5.5キロの海上で最初に目撃された。全長10メートル。そのまま南へ移動し続け、午後11時21分ごろNLLを韓国側へ越えた。

 軍はすぐさま高速艇と特殊戦司令部の高速短艇を現場に派遣し、近くにいた哨戒艦も偶発的な事態に備えた作戦に入った。木造船は28日午前5時半ごろ、韓国北東部・襄陽の軍港にえい航された。

 木造船は正常に作動するエンジンを搭載し、多数の漁具やイカなども積んでいた。全地球測位システム(GPS)はない。

 船員のうち1人は軍服を着用しており、韓国軍が船に接触した時、マストには白い布がかかっていた。船員たちは航路を誤って越境したと説明。亡命の意思はないと話したとされる。

 軍当局は木造船について北朝鮮軍の副業船と推定した。沿岸の光が分かる海域で航路を誤ったという説明も釈然としなかったことから、詳しく調べた。

 軍は北朝鮮の漁船が単純に越境してきた場合は退去させる。今回のように船員が乗った船をNLL付近からえい航するのはやや異例との見方もある。

 合同参謀本部の関係者は「木造船は航路を誤ってNLLを超え南側に渡ったことが確認された。船員は3人とも身体検査や所持品検査で韓国侵入に関連する事項は見つからなかった」と説明した。

hjc@yna.co.kr

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