韓国外相「米朝対話再開に役立たず」 北のミサイル発射に
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2019.07.31 11:24
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は31日、北朝鮮が同日早朝に短距離弾道ミサイルを発射したことに対し「こうした北の行動は今の軍事緊張(緩和)に役立たないだけでなく、米朝対話が再開されようとする状況でのモメンタム(推進力)にも役立たない」と強調し、中止を求めた。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議などに出席するため仁川空港からタイ・バンコクへ出発する前、記者団に述べた。
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮はこの日早朝に東部の元山葛麻付近から北東方向の海上へ短距離弾道ミサイル2発を発射した。
康氏は「わが軍と情報当局が詳しい分析を進めているようだ」と述べた。
一方、日本の対韓輸出規制強化を巡り、ARF会合などを機に日本にどのような立場を伝えるかと問われた康氏は、「今回の規制措置が不当であることをしっかり指摘し、こうした措置は中断されなければならないということを日本に対してはもちろん、ARFに参加する各国外相、国際社会に明確に伝える必要があると思う」と答えた。
同氏は8月3日まで現地に滞在し、会合に出席する。日本、米国、中国との2国間会談開催も調整中だ。
mgk1202@yna.co.kr