日本との軍事情報協定に否定的な姿勢 延長の可否「検討中」=韓国国防部
記事一覧
2019.08.05 12:00
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は5日の定例会見で、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の延長について、「(延長するか破棄するかは)まだ決まっていない」としながらも、否定的な立場を明らかにした。
崔氏は「われわれに対して信頼の欠如や安保問題を提起する国と敏感な軍事情報の交流を続けることが正しいのか検討している」と説明。ホワイト国(優遇対象国)からの韓国除外を決定した日本とのGSOMIAを延長するかどうかを慎重に検討していることを示唆した。
韓国与党の一部からはGSOMIAの破棄を主張する声が出ている。
両国間の唯一の軍事分野の協定であるGSOMIAは日本の報復措置により、存廃の岐路に立っている。今月24日が延長するかどうかを決める期限となる。
韓国政府はGSOMIAの延長問題と独島の防衛訓練の施行時期を結びつけて検討しているようだ。6月に予定されていた独島防衛訓練は韓日関係を考慮して延期したが、韓国政府と軍当局は日本の今回の措置により、今月中に実施することを積極的に検討している。
崔氏は独島防衛訓練について「定期的に実施される訓練」として、「今年予定されている訓練の時期、規模などはまだ検討中」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
キーワード