北朝鮮外務省が談話「新たな道の模索も」 韓米合同演習に反発
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2019.08.06 08:53
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は6日、外務省報道官談話を発表し、前日に始まった韓米合同演習に反発し、「新たな道を模索せざるを得ないかもしれない」と警告した。一方で「対話で問題を解決しようとするわれわれの立場には変わりがないが、軍事的な敵対行為が続く限り、対話の動力は徐々に消えることになる」と対話の余地も残した。朝鮮中央通信が伝えた。
談話は「米国と南朝鮮(韓国)当局の軍事的な敵対行為が危険の境界線に及んだことに関し、峻烈に断罪、糾弾する」とし、「われわれの反発があるだろうと十分知りながら、われわれを刺激、威嚇する合同軍事演習を敢えて強行する底意は果たしてどこにあるのか」と非難した。
さらに、「われわれもまた、国家防衛に必須となる威力ある物理的手段を開発、試験、配備しなければならなくなった」と強調した。これは7月25日以降の立て続けの飛翔体発射が、韓米合同演習への対応であることを示唆するものだ。
北朝鮮はこの日も短距離飛翔体を2回発射している。直後の談話発表により、韓米合同演習に対する反発の強度を高め、非核化を巡る米朝交渉に先立ち機先を制する狙いとみられる。
一方、韓国と米国は前日、下半期の合同軍事演習を開始した。米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管に向け、韓国軍の基本運用能力を集中的に検証するもので、実際の兵力や装備を動かさない、コンピューター・シミュレーションによるウォーゲーム(指揮所演習)の形式で進行される。
北朝鮮は6日午前、飛翔体を2回発射した=(聯合ニュース)
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