Go to Contents Go to Navigation

6月の経常黒字63.8億ドル 上半期は7年ぶり低水準=韓国

記事一覧 2019.08.06 09:56

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が6日発表した国際収支(速報値)によると、6月の経常収支は63億8000万ドル(約6740億円)の黒字だった。前年同月から10億8000万ドル減少した。上半期(1~6月)の経常黒字も217億7000万ドルと前年同期比71億3000万ドル減少し、半期ベースでは欧州債務危機のあおりを受けた2012年上半期以来、7年ぶりの低水準となった。

韓国の貿易港に積まれたコンテナ(資料写真)=(聯合ニュース)

韓国の貿易港に積まれたコンテナ(資料写真)=(聯合ニュース)

 6月の経常黒字が前年同月を下回ったのは、モノの取引(輸出入)で発生する商品収支(貿易収支に相当)の黒字が縮小したため。前年同月の95億4000万ドルから62億7000万ドルに大きく減った。輸出額が前年同月比15.9%減の439億9000万ドル、輸入額が11.8%減の377億2000万ドルだった。輸入以上に輸出の減少率が大きく、商品収支が悪化した。

 韓国銀行は「米中貿易摩擦の長期化、半導体と石油類の単価下落、対中輸出の不振が輸出減少の背景」と説明した。輸入はエネルギー類価格の弱含みや、半導体製造装置などの機械類、自動車をはじめとする消費財の輸入減が響いたという。

 上半期の経常黒字が低水準にとどまったのも、輸出減少の影響が大きい。輸出はここ7カ月連続で前年同月比減少している。上半期の累計も2777億2000万ドルと前年同期比9.8%減り、2年半ぶりのマイナスに転落した。

 一方、6月のサービス収支は20億9000万ドルの赤字だったが、前年同月に比べると縮小した。上半期も123億5000万ドルの赤字ながら、16年下半期以来の小ささだった。韓国銀行は「中国人と日本人を中心に外国人入国者の増加が続く半面、韓国人の出国者増加率と旅行消費が鈍化した」と説明した。

 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は、6月に黒字が拡大し27億7000万ドルだった。経常移転収支(第2次所得収支)は5億7000万ドルの赤字。

mgk1202@yna.co.kr

キーワード
注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。