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北朝鮮が文大統領の演説を強く非難 韓国と「二度と向き合わない」

記事一覧 2019.08.16 09:55

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会は16日に出した報道官談話で、前日に韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が行った光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の式典での演説を非難した上で、「われわれは南朝鮮(韓国)当局者とこれ以上する話もなく、二度と向き合う考えもない」と表明した。朝鮮中央通信が伝えた。

光復節の記念式典で演説する文大統領=15日、天安(聯合ニュース)

 報道官談話は、韓国当局が現在韓国で実施している韓米合同軍事演習が終われば自然と北朝鮮との対話局面になると「妄想」し、「朝米(米朝)対話で漁夫の利」を狙っていると批判。さらに「(18年4月の南北首脳会談で発表された)歴史的な板門店宣言の履行が膠着(こうちゃく)状態に陥り、北南(南北)対話の動力が喪失したのは、全面的に南朝鮮当局者の勝手な振る舞いの産物で、自業自得」と強調した。

 文大統領が前日の演説で南北対話に関し、不満な点があろうとも対話を困難にする行いは望ましくないとしながら、「このヤマ場を乗り越えれば朝鮮半島の非核化が近づき、南北関係も大きく進展するだろう」と述べたことへの反発とみられる。ただ、文大統領を名指しはせず、「南朝鮮当局者」と呼んだ。

 談話は特に、韓米合同演習と韓国国防部が最近発表した国防中期計画に触れた上で「われわれを壊滅させる目的がある」と主張し、「この時点で堂々と北南間対話をうんぬんする人の思考が果たして健全なのか疑わしい」とした。文大統領が言及した南北協力を通じた「平和経済」実現の構想をばっさり切り捨てたほか、「下の人が書いたものをそのまま読み上げた」「まれに見る図々しい人物」などと、さまざまな表現を用いて強いトーンで非難した。

 文大統領の演説から丸1日もたたないうちに北朝鮮の対韓国窓口機関がこうした談話を発表するのは、異例の素早さだ。非核化を巡る米朝交渉が軌道に乗るまで、南北対話を後回しにしようとする態度を改めて示すものといえる。6月末に米朝首脳が会い、実務交渉再開のきっかけをつくった後、北朝鮮は韓米合同演習などに対する不満を米国に直接ぶつけることを自制し、矛先を韓国に向けている。

 韓米合同演習が本格的に始まった11日も、北朝鮮は外務省局長談話を発表して演習の即刻中止を求め、米朝対話が今後進むとしても南北対話ではないとくぎを刺した。ただ同談話が、北朝鮮住民が接するメディアを通じて報じられたのに対し、この日の祖国平和統一委員会の報道官談話は内部向けには伝えられなかった。この先の米朝対話の動きに伴う南北関係の進展や対韓政策の転換などを考慮し、現時点での対韓非難を住民に知らせることには慎重を期したとみられる。

北朝鮮が文大統領の演説を非難した=(聯合ニュース)

mgk1202@yna.co.kr

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