韓国首相「日本の不当な措置継続は非常に遺憾」 優遇対象国除外に
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2019.08.28 13:34
【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は28日、日本政府が同日に輸出管理の優遇対象国「グループA(旧ホワイト国)」から韓国を除外する政令を施行したことについて、「日本が不当な措置を継続していることを非常に遺憾に思う」と述べた。その上で、日本政府に対し、「事態をさらに悪化させず、韓日関係の修復に向けた対話に誠意をもって臨むことを重ねて求める」と強調した。日本の輸出規制への対応を巡る拡大関係閣僚会議で語った。
李氏は「日本の態度に関係なく、素材・部品・装備(装置や設備)産業を一貫して育成していく」と述べ、これに向け特別会計を設置し、これら分野の研究開発(R&D)に今後3年間で5兆ウォン(約4360億円)以上を投じると紹介した。
あわせて、「日本の不当な経済報復措置を正すため、世界貿易機関(WTO)への提訴を滞りなく進めていく」と表明。政府はWTOへの日本提訴について、ほぼ準備を終えているとされる。
李氏はさらに、「あらゆる分野で特定国への過剰な依存を確実に脱却する」と述べ、これに向けて産業界と協力していく姿勢を改めて示した。
tnak51@yna.co.kr