対立解消は「率直な対話で」 日本に再度求める=駐日韓国大使
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2019.08.28 14:34
【東京聯合ニュース】韓国の南官杓(ナム・グァンピョ)駐日大使は28日、東京都内で開かれた「東アジア国際シンポジウム」であいさつし、「韓日関係は大変重要な局面を迎えている」として、日本政府に対し、対話に応じるよう求めた。
南氏は両国関係に影響を与えているのはさまざまな分野で広がっている歴史問題だと指摘。両国の対立状況を打開するためには相互尊重に基づき、互いの立場を理解するための率直な対話が必要だと強調した。
日本政府は昨年10月、韓国大法院(最高裁)が日本企業に強制徴用被害者への賠償を命じた判決への事実上の対抗措置として、先月に対韓輸出規制を強化したが、韓国政府が求めている対話に応じていない。
南氏は「対話を通じて問題を解決していくという韓国政府の立場に変わりはない」として、早急に対話に応じるよう重ねて促した。
また、「一日も早く両国が顔を合わせ、諸懸案を円満に解決し、未来志向的な協力に向かっていくことを期待する」と言及。両国関係の基盤となる民間の交流・協力が大きな役割を果たす必要があるとの考えを示した。
一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が今月15日の光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)に、朝鮮半島の平和経済の必要性を訴える演説を行ったことに触れ、「南北平和を通じて経済協力を増進し、経済協力を通じて平和を一層強固にすれば、その恩恵は南北はもちろん、周辺国や国際社会が受ける」と強調した。
kimchiboxs@yna.co.kr
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