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韓国「福島原発の汚染水は国際問題」 IAEA総会で=日本は反論

記事一覧 2019.09.17 09:37

【ソウル、ジュネーブ聯合ニュース】国際原子力機関(IAEA)の年次総会が16日(現地時間)にオーストリア・ウィーンで始まり、韓国政府の代表団は東京電力福島第1原発から出る放射性物質を含んだ水の処理問題を取り上げ、こうした汚染水を海洋に放出することの危険性を国際社会に訴えた。

 政府代表として総会で演説した文美玉(ムン・ミオク)科学技術情報通信部第1次官は、「原発事故の後、福島原発の汚染水処理問題はいまだに解決策を見つけられずにいる」とし、「世界中で不安を増幅させている」と指摘した。

 また、日本政府高官が汚染水を海洋放出するしかないと発言したことに言及し、「汚染水処理の海洋放出が決定された場合、地球の海洋環境に影響を及ぼしかねない重大な国際問題になる」として、IAEAと加盟国が共同で役割を果たす必要性を強調。その上で「日本の原子炉の状態と汚染水の状況に対する現地調査や環境と生態系への影響評価などを科学的かつ客観的な方法で推進すべきで、国際社会が安全だと確信できる汚染水処理の基準と方策を講じなければならない」と提言した。

 文氏は「最も重要なことは、健康と安全、環境保護に向けた日本側の実質的で透明な措置と行動」と力を込めた。

 韓国政府は5日にIAEAに書簡を送り、福島原発の汚染水が海洋放出される可能性とこれによる環境への影響に懸念を示し、この問題に国際機関と利害当事国が積極的に取り組むよう要請している。

 政府代表団はこの後、IAEA事務局長代行に会い、IAEAとしての積極的な役割を働きかける予定だ。

 一方、文氏より先に演説した日本の竹本直一・科学技術担当相は、日本の対策に対して「科学的根拠に基づかない批判もある」と主張した。日本産食品の輸入を規制する国・地域もあり、被災地の復興に水を差していると批判。「公正で理性的な議論」を求めた。

 各国の演説が終わると、日本は文氏の演説を受け入れられないと反発した。これに韓国政府は、福島原発の汚染水放出は未来の世代と世界の環境保護の観点から最大限慎重に取り組むべきだと反論するなど、両国は応酬を繰り広げた。

韓国政府代表として演説する文第1次官。汚染水の処理へIAEAと加盟国の役割が求められると訴えた=(聯合ニュース)

mgk1202@yna.co.kr

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