拘置所に収監中の朴前大統領 病院で肩の手術受ける=韓国
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2019.09.17 14:31
【ソウル聯合ニュース】在職中に長年の知人と共謀して大企業から多額の賄賂を受け取ったとして収賄罪などに問われ、ソウル拘置所(京畿道義王市)に収監されている前韓国大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告が17日、ソウル市内の病院で肩の手術を受けた。
法務部などによると、朴被告の手術はソウル聖母病院で同日午前8時半ごろから2時間ほどかけて行われた。病院関係者によると、手術はうまくいき、現在は回復室にいるという。
朴被告は肩の関節を覆う筋肉の断裂により、左腕がほぼ使えない状態だ。16日にソウル拘置所から同病院に移され、入院した。病院側は、手術後のリハビリを終えて回復するまでに3カ月ほどかかると見込んでいる。
朴被告は2017年3月31日に逮捕され、ソウル拘置所に収監された。今年4月と今月初めに、頸椎(けいつい)や腰椎のヘルニア症状による痛みを訴えて検察に刑の執行停止を申し立てたが、2回とも認められなかった。2回目の申し立て却下から2日後の11日、法務部は肩の手術のため朴被告の入院を決定した。
巨額収賄事件を巡る朴被告の上告審で大法院(最高裁)は先月、審理を高裁に差し戻した。一方、公職選挙法違反を巡る事件では昨年11月に懲役2年の実刑判決が確定している。
tnak51@yna.co.kr