サムスントップ サウジ皇太子と協力策議論=上告審判決後初の海外出張
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2019.09.18 16:45
【ソウル聯合ニュース】サウジアラビアを訪問している韓国サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が、同国の実権を握るムハンマド皇太子と面会し、さまざまな分野での協力策を議論したことが、18日分かった。
財界や国営サウジ通信によると、李氏は17日に首都リヤドでムハンマド皇太子に会い、技術、産業、建設、エネルギー、スマートシティーなど幅広い分野での協力策について意見交換した。
サウジアラビアの政府関係者も同席し、同国とサムスングループとの協力についての議論も進められた。
ムハンマド皇太子は6月末に訪韓した際、ソウル市内にあるサムスングループの迎賓館「承志園」で李氏をはじめとする韓国主要5企業グループのトップに会い、グローバル経済の懸案などについて意見を交わすとともに、自国への投資を呼び掛けた。
李氏は秋夕(中秋節)連休最終日の15日にサムスン物産が手掛けるサウジアラビアの地下鉄工事現場を訪問し、その後も現地に滞在している。
韓国大法院(最高裁)が先月29日、朴槿恵(パク・クネ)前政権で起こった国政介入事件で朴槿恵被告などへの贈賄罪などに問われた李氏に対する二審判決を破棄し、審理を高裁に差し戻してから、李氏が海外を訪問するのは初めて。特に非電子系グループ会社の海外建設現場を訪れたことに対し、不確実性の高まる中でグループトップとしての存在感をアピールしようとする意図があるとの分析が出ている。
ynhrm@yna.co.kr