韓国 きょうのニュース(9月24日)
◇韓米首脳 北との敵対関係終息など再確認
韓米首脳は米ニューヨークで23日(現地時間)に行った会談で、北朝鮮の対話再開への意思を肯定的に評価し、これを土台に早期に米朝実務交渉を通じて実質的な進展を成し遂げていくことで合意した。両首脳は、韓米が北朝鮮との70年にわたる敵対関係を終息させ、朝鮮半島の恒久的な平和体制を構築するという内容が盛り込まれた昨年の米朝首脳会談でのシンガポール合意の精神を維持し、北朝鮮に対し武力を行使しないという約束を改めて確認した。また、韓米同盟が朝鮮半島と北東アジアの平和と安全保障の中心軸だという事実が揺るぎないという共通の立場を確認することで、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了決定後に浮上した韓米同盟に亀裂が入ったとの懸念を払拭(ふっしょく)した。
◇在韓米軍の駐留経費交渉始まる 文大統領は「公平な分担」強調
2020年以降の在韓米軍の駐留経費負担(思いやり予算)の規模を決める韓米間の初協議が24日、ソウル市内で始まった。25日まで行われる。外交部が伝えた。韓国からは首席代表を務める張元三(チャン・ウォンサム)同部韓米防衛費分担交渉代表をはじめ外交部、国防部、企画財政部、防衛事業庁などの関係者が出席。米国からは首席代表の国務省高官や同省、国防総省の関係者が臨んだ。文大統領は思いやり予算について、「合理的な水準の公平な分担」を強調しているという。米国は協議で韓国側負担額の大幅な引き上げを要求し、一方の韓国は合理的な水準の増額しか受け入れられないと対抗するとみられ、激しい攻防が予想される。
◇サムスン ディスプレー投資計画発表へ
サムスンが忠清南道牙山市にあるサムスンディスプレー湯井工場に約13兆ウォン(約1兆1715億円)を投入する施設投資計画を設け、来月中に正式に発表する予定であることが分かった。複数の業界関係者や忠清南道の関係者などによると、サムスンは来月中旬ごろにサムスンディスプレー牙山事業場に政府や地方自治体の幹部らを招き、ディスプレーパネル投資計画を発表する予定だ。具体的な事業計画は最終調整段階にあるが、約13兆1000億ウォンを投じて液晶パネルの生産ラインを段階的に量子ドットラインへと転換する方策が骨子となっているという。
◇元ビッグバンV.Iが再出頭 常習賭博などの容疑
海外で巨額のギャンブルを行ったとして常習賭博と外国為替取引法違反の疑いで立件された人気グループ、BIGBANG(ビッグバン)の元メンバー、イ・スンヒョン(引退前の芸名V.I)さん(28)が24日、警察に出頭した。イさんはこの日午前10時40分ごろ、ソウル地方警察庁に容疑者として出頭。スーツ姿のイさんは、「ギャンブル資金はどのように調達したのか」「容疑を認めるのか」といった質問には一切答えず、固い表情で取調室に向かった。