日本線2割減も航空旅客数は過去最高 国内線や中国線が増加=韓国
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2019.10.06 16:44
【ソウル聯合ニュース】日本政府による対韓輸出規制の強化を受け、日本旅行を控える動きが広がる韓国で、8月に日本行き航空路線の旅客数が前年同月比20.3%減少した一方、国内・海外線を合わせた旅客数は同5.4%増の1115万人と過去最高を記録したことが6日、韓国国土交通部の資料で分かった。国際線の利用客が4.2%、国内線の利用客が8.9%ぞれぞれ増加した。
日本線の旅客数は今年に入ってから毎月、前年同月比で増加を続けていたが、8月に初めてマイナスとなった。一方で、中国線は13.0%、アジア(日本、中国除く)線は15.1%、欧州線は10.0%それぞれ増加した。
航空会社は路線の多角化によって日本線のマイナス分を埋め合わせた形だ。8月の路線別の運航便数はベトナム線が21.6%、フィリピン線が32.0%、台湾線が20.2%、スペイン線が27.8%、ロシア線が8.4%増えた。
同部の関係者は、日本路線の需要が急減したものの、中国、アジア、欧州など日本を除く全ての路線で旅客が増加し、旅客数全体では過去最高を記録したと説明。「対日問題による業界の被害を最小限に抑え、航空業界発展のため支援を続ける」としている。
ikasumi@yna.co.kr