「即位礼正殿の儀」に韓国首相出席へ 安倍首相と会談か
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2019.10.13 11:25
【ソウル聯合ニュース】天皇が即位を国内外に宣言する「即位礼正殿の儀」(22日)に韓国政府代表として李洛淵(イ・ナクヨン)首相が出席することが決まった。青瓦台(大統領府)や政府関係者などによると、国務総理室は13日午後、李首相の訪日計画を発表する予定。李首相は22~24日に日本を訪れるとされる。
李首相は今回の訪日を機に、安倍晋三首相と会談する可能性が高いとみられる。
会談が実現する場合、昨年10月に韓国大法院(最高裁)が初めて強制徴用被害者への賠償を日本企業に命じて以降、両国間で最高レベル級の対話が行われることになり、関係改善に向けた分岐点になるか注目される。
約30年ぶりに行われる日本の国家的イベントに、韓国の首相が出席することは関係改善の意思を示すシグナルになり得る。李首相は安倍首相に、文在寅(ムン・ジェイン)大統領のメッセージを伝えるとの見方がある。また、強制徴用被害者への賠償判決、日本による輸出規制強化措置、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)問題など、主要懸案に対する具体的な協議が行われるかに関心が集まる。
李首相は韓国の代表的な「知日派」と知られるだけに、今回の訪日を機に両国間の関係改善に向けて具体的な役割を果たすとみられる。
csi@yna.co.kr