ユニクロCMが慰安婦被害者を「冒瀆」 謝罪要求=韓国学生団体
記事一覧
2019.10.21 15:40
【ソウル聯合ニュース】日本政府の対韓輸出規制強化を受け韓国で広まった日本製品不買運動の主なターゲットとなったカジュアル衣料品店のユニクロが、今度はCMで旧日本軍の慰安婦被害者を冒瀆(ぼうとく)したとする声が一部で上がり、論争を呼んでいる。複数の大学生団体は21日、ソウル・鍾路にある同社の店舗前で記者会見を開き、「ユニクロがCMで慰安婦被害者や強制動員被害者を冒瀆した」と主張し、謝罪を求めた。
CMは10代の少女から「私の歳の頃はどんな服を着ていたの」と問われた90代の女性が「I can't remember that far back」と答えるものだが、韓国語版の字幕では「80年以上も前のことを覚えているかって」と意訳され、これが一部から慰安婦問題を提起する韓国をやゆするものとの主張が上がっている。ユニクロ側は当初「そうした意図はない」と説明したが、波紋が広がると、CMの放映を全面中止すると発表した。
団体のメンバーは「『80年前』は日本の政治家が『なぜ徴用問題を今でも取り上げているのか』と韓国政府に文句をつける時にやゆする言葉」として、「ユニクロはそのような意図はないと(釈明)したが、わざとだと思う」と批判した。
kimchiboxs@yna.co.kr
キーワード