韓国 けさのニュース(11月1日)
◇北朝鮮「超大型放射砲の発射に成功」
北朝鮮の朝鮮中央通信は1日、10月31日に実施した「超大型放射砲(多連装ロケット砲)」の発射実験が成功したと報じた。超大型放射砲の発射は8月24日と9月10日に続き、3回目となる。同通信は「国防科学院は超大型放射砲の連続射撃体系の安全性を検証するため、試験射撃を行った」として、「超大型放射砲の戦闘的な性能と実戦能力の完璧さが確証された」と伝えた。韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は10月31日午後、中部の平安南道・順川付近から朝鮮半島東側の東海に向け短距離の飛翔(ひしょう)体2発を発射した。
◇独島付近でヘリ墜落 消防隊員ら7人搭乗
韓国の消防当局によると、10月31日午後11時半ごろ、7人を乗せたヘリコプターが独島を離陸した直後に海に墜落した。ヘリは同島付近で負傷した漁船の乗組員らを乗せて南東部、慶尚道の病院に搬送する途中だったといい、患者と付添人のほか、消防隊員5人の計7人が乗っていたという。韓国海軍や独島警備隊などが付近を捜索しているが、まだヘリは見つかっていない。夜明けとともに捜索活動を本格化させている。
◇一日の寒暖差大きく PM濃度上昇
1日は全国的に晴れ、粒子状物質(PM)の濃度が「悪い」(高い)レベルに上昇するところがありそうだ。気象庁は、西海岸と内陸部で午前まで濃い霧が発生するとの予報を発表した。粒子状物質の濃度は忠清北道、全羅道、大邱、慶尚北道、済州島で「悪い」、その他の地域で「普通」レベルと予想される。最高気温は18~24度で、内陸部を中心に朝晩と日中の気温差が15度前後と大きくなる見通しだ。
◇昨年のソウルの火災死亡 66%が冬に発生
ソウル市は、今月から来年2月末まで冬季消防安全対策を実施すると発表した。同市によると、2016~18年に火災は年平均6263件発生。そのうち11月~翌年2月に発生した火災は年平均2025件で、全体の32.3%を占めた。昨年は火災による死亡者53人のうち、66%にあたる35人が冬季に発生した火災で犠牲になった。市は住宅用消防施設の普及を進め、電気ヒーター、ホットカーペット、移動式ストーブの3大火災危険用品の安全キャンペーンを行うことを決めた。