文大統領「排除しない包容はアジアの伝統」 多国間主義を強調
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2019.11.04 17:34
【バンコク聯合ニュース】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するため、タイ・バンコクを訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日、持続可能な発展に関する特別昼食会に参加し、「排除しない包容はアジアの長い伝統」とし、「域内の包容性を強化するための東アジアの多国間主義の努力を積極的に支持し、韓国も与えられた責任を全うする」と語った。
文大統領は「アジア人が数千年間守ってきた包容の精神は『持続可能な発展のためのパートナーシップ』につながった」とし、韓国はアジアで初めて二酸化炭素(CO2)排出量取引制度を全国規模で導入したのをはじめ、温暖化防止の国際枠組み「パリ協定」を忠実に履行していると説明した。
また「人・平和・共生繁栄のASEANを共に作る協力に積極的に参加する」と表明し、「韓国が強みを持つ水素経済、未来の自動車、スマートシティー、水の管理、インフラをはじめとする分野でASEANとの協力をさらに拡大する」と強調した。
また韓国で来年6月に開催予定の「グリーン成長とグローバル目標2030のためのパートナーシップ」(P4G)首脳会議(サミット)について、気候変動への対応と経済成長のバランスを追求してきたASEAN諸国が互いの成功例を共有する機会とし、参加を促した。
yugiri@yna.co.kr