金正恩氏の海岸砲射撃指示 韓国政府が遺憾表明「南北軍事合意に違反」
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2019.11.25 11:56
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は25日の記者懇談会で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が南北軍事境界線に近い南西部・黄海南道の昌麟島の部隊を視察し、海岸砲の射撃を指示したと報じられたことについて「(昨年9月の平壌での南北首脳会談に合わせて締結された)南北軍事合意に違反している」として遺憾の意を示した。
崔氏は「北は南北境界周辺での軍事的緊張を高める懸念がある全ての軍事的行為を直ちに中止しなければならない」とし、「南北軍事合意を徹底して順守することを要求する」と述べた。
北朝鮮側に抗議する計画はあるかとの質問には、「今後の措置については別途話す」と述べるにとどめた。
朝鮮中央通信などの北朝鮮メディアはこの日、金委員長が西部戦線にある昌麟島の部隊を視察し、隊員らに自ら目標を示して射撃を命じたと報じた。
ynhrm@yna.co.kr
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