10月の産業生産0.4%減 消費と投資もマイナス=韓国
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2019.11.29 10:10
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が29日発表した10月の産業活動動向によると、全産業(農林漁業除く)の生産は前月比0.4%減少した。消費と投資も下がった。これら主要指標がそろってマイナスとなるのは2月以来、8カ月ぶり。
前月比の産業生産は9月も0.4%減少しており、2カ月連続減となった。10月はサービス業と建設業がプラス転換した半面、自動車と電子部品を中心に鉱工業生産が減少したことが響いた。
消費動向を示す小売販売は9月に前月比2.3%のマイナスに転じたのに続き、10月も0.5%減少した。
10月の設備投資も前月比0.8%減少し、連続増は4カ月でストップした。
景気の現状を示す一致指数の循環変動値は前月から0.1ポイント下落した。一方、景気の先行きを示す先行指数の循環変動値は0.2ポイント上がった。2カ月連続の上昇で、2017年4~6月以降では初めて。
統計庁の担当課長は「数値をみると先行指数の循環変動値が2カ月連続で上昇し、この先の景気見通しはポジティブなシグナルが強まった」と述べた。ただ、一致指数の循環変動値は下落したため、まだ底入れしたとは言い難いとした。
mgk1202@yna.co.kr