肩の手術受けた朴前大統領 78日ぶり退院=拘置所に再収監
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2019.12.03 16:02
【ソウル聯合ニュース】収賄罪などに問われている韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告が3日、9月から入院していたソウル市内の病院を退院し、再びソウル拘置所(京畿道義王市)に収監された。
同拘置所に収監されていた朴被告は、肩の手術のため9月16日にソウル聖母病院に入院し、その翌日に手術を受けた。これまでリハビリを行っており、入院から78日での退院となった。法務部は退院について「担当医の所見などを考慮した」と伝えている。
この日、病院の地下駐車場から護送車で拘置所に戻る朴被告に向かい、駆け付けた10人ほどの支持者が「お元気で」「頑張ってください」などと叫んだ。
朴被告は2017年3月31日に逮捕、収監され、入院するまで約2年5カ月にわたり拘置所生活を送った。この間に腰痛などの持病のため病院で診察を受けたり、拘置所で韓方(韓国の伝統医学)専門医の治療を受けたりしていた。
朴被告は大統領在任中の16年の国会議員総選挙の際、当時の与党セヌリ党(現最大野党・自由韓国党)の公認候補選びに違法に介入した事件で昨年11月に懲役2年の判決が確定している。
これとは別に、大法院(最高裁)が審理を高裁に差し戻した国政介入事件では、二審で懲役25年の判決を受けた。長年の知人と共謀してサムスングループなどから多額の賄賂を受け取ったとして収賄罪などに問われている。
また、在任中に情報機関・国家情報院が特殊活動費を裏金として青瓦台(大統領府)に上納していた事件では、二審で懲役5年の判決を受けた。だが、大法院が先月28日、二審で無罪とした収賄罪と国庫損失罪の一部を有罪と判断して二審判決を破棄し、審理を高裁に差し戻した。差し戻し審では朴被告の量刑が重くなる可能性が高い。
tnak51@yna.co.kr
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