中国外相「韓国と国際秩序守る」 韓国外相とソウルで会談
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2019.12.04 18:05
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と中国の王毅国務委員兼外相が4日午後、ソウルの外交部庁舎で会談した。
王氏の訪韓は2015年10月に李克強首相に随行してソウルを訪れて以来約4年ぶり。韓中外相会談は9月25日(米東部時間)に国連総会に合わせて米ニューヨークで行われて以来となる。
康氏は会談の冒頭で「ソウルで再会し、これまでの両国関係の発展の過程で生じた成果を評価し、多少不十分な部分を改善・発展させる方策について深い議論ができることができうれしい」と述べた。
また「首脳間の意見の一致を基に韓中は活発な高官級交流や緊密な意思疎通を通じて両国の協力をさらに発展させていこうとすることで、同じ考えを持っている」とし、「きょうの会談を通じて首脳や高官級の交流活性化策、経済・環境・文化・人的交流など実質協力を増進する構想や朝鮮半島の非核化・平和定着のための協力策、地域・国際情勢についても深い意見交換を期待する」と話した。
王氏は「中韓は親しい隣人であり、友人であり、パートナーである」とし、「現在の不確実性に満ちた国際情勢において、隣人とは往来と協力を強化し、互いに理解・支持しながら、正当な権益を守護し、地域の平和・安定のために建設的な役割を果たさなければならない」と強調した。
また「世界の安定と平和の最大の脅威は国際秩序を破壊する単独行動主義であり、国際関係の規則に挑戦する覇権主義」とし、「中国は韓国などと共に国際体制および国際秩序、世界貿易機関(WTO)を礎石にする多国間貿易体制を守護する」と述べた。
両氏は会談後に夕食会を行い、対話を続ける予定だ。
yugiri@yna.co.kr
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