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文大統領 中国外相と会談=緊密な対話・協力確認

政治 2019.12.05 17:44

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、青瓦台(大統領府)で中国の王毅国務委員兼外相と会談し、「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和構築に向けたプロセスが重大な岐路を迎えている」として、「核のない、平和な朝鮮半島という新しい時代が開かれるまで中国政府が継続して関心を持ち、支援することを要請する」と述べ、中国側の積極的な役割を求めた。

握手を交わす文大統領(右)と王外相=5日、ソウル(聯合ニュース)

握手を交わす文大統領(右)と王外相=5日、ソウル(聯合ニュース)

 文大統領は「両国の緊密な対話と協力は北東アジアの安全保障を安定させ、世界経済の不確実な状況を乗り越えられる力になる」と強調。「今月に開かれる韓中日首脳会談をきっかけに、両国の対話と協力が一層深まることを期待する」として、「特に、朝鮮半島の平和のための中国政府の肯定的な役割と寄与に感謝する」と語った。

 また、習近平国家主席へのメッセージを伝え、「近くお会いすることを期待している」と述べた。

 王外相は「韓国を訪問したのは、韓国側と戦略的な意思疎通を行うため」と言及。「中韓両国は隣国として、対話と協力を強化し、多国間主義と自由貿易を守り、基本的な国際ルールを順守しなければならない」と強調した。この日行った演説で、名指しはしなかったものの、「冷戦思考は時代遅れで、覇権主義の行為は人心を得ることができない」などと事実上、貿易摩擦などで対立している米国を念頭に置いて行った発言の延長線とみられる。

 王外相は「中韓関係は両国首脳の戦略的なけん引のもと、発展する流れを維持している」と評価した。その上で、「次の段階にわれわれがやるべきことは、今月末に予定されている文大統領の中国訪問をしっかり準備し、中韓関係の発展を推進するだけでなく、中韓日の3カ国協力もしっかり推進すること」との認識を示した。

 王外相の訪韓は2016年、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を巡って両国の対立が起きてから初めてとなる。

kimchiboxs@yna.co.kr

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