北朝鮮 トランプ氏発言にまた不快感表明=「失言なら幸い」
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2019.12.05 23:03
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信よると、崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官は5日、北朝鮮に対する軍事力行使の可能性に言及したトランプ米大統領の発言について、「失言なら幸いだが、意図的にわれわれを狙った挑発なら問題は違ってくる」とする談話を発表した。
また、「われわれに対する計算された挑発であることが改めて確認されれば、われわれもまた米国に対抗する暴言を始める」と警告した。
北朝鮮は前日の4日にも朝鮮人民軍の朴正天(パク・ジョンチョン)総参謀長が談話を発表し、トランプ氏の発言に不快感を表明していた。ただ、相応の行動に出るとした前日の談話と異なり、「暴言」で対抗すると警告し、緊張を高めないように自制する模様を演出した。
しかし、トランプ氏が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)に対し、「ロケット・マン」と呼んだことに強い不快感を示し、「われわれの国務委員長(金正恩氏)はトランプ大統領に対し、まだいかなる表現もしていない」と強調した。
トランプ氏が侮辱的な表現をしたが、北朝鮮は相応の行動を取っていないことを強調し、状況が悪化することを避ける狙いがあるとみられる。
csi@yna.co.kr
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