米偵察機が週末に朝鮮半島上空を飛行 監視強化で北朝鮮に圧力か
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2019.12.22 14:13
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮のミサイル発射兆候を監視する米軍の主力偵察機が朝鮮半島上空を飛行した。北朝鮮が「クリスマスプレゼント」として大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射などの挑発をちらつかせている状況で、米国が北朝鮮に対する監視活動を続けているとみられる。
民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によると、米空軍の偵察機RC135Wが朝鮮半島上空3万1000フィート(約9448メートル)を飛行した。具体的な飛行時間や経路は公開されなかったが、週末の間に飛行が行われたとみられる。
エアクラフト・スポットは「通常、週末は(偵察を)しない。(今回の飛行は)特異な時期に行われた」と説明した。
RC135Wは米空軍主力の通信傍受用偵察機で、ミサイル発射前に地上の計測機器が発するシグナルを捉え、弾頭の軌跡などを分析する装備を備えている。
米軍偵察機の動きが民間に確認されていることについては、意図的に偵察機の位置情報を明かして飛行しているとの分析もある。わざと偵察活動を強化していることをアピールし、北朝鮮に圧力をかける狙いがあるとみられる。
csi@yna.co.kr