ICT輸出が13カ月連続マイナス 日本向けは増加=韓国
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2019.12.22 15:56
【ソウル聯合ニュース】韓国の科学技術情報通信部は22日、11月の情報通信技術(ICT)輸出額は143億1000万ドル(約1兆5660億円)で前年同月比21.8%減少したと発表した。マイナスは13カ月連続。主力輸出品目の半導体やディスプレーなどでの不振が続いた。
品目別の輸出額をみると、半導体は半導体メモリーの単価下落やシステムLSI(大規模集積回路)の需要鈍化が影響し、前年同月比30.7%減の74億8000万ドルにとどまった。
ディスプレーは有機ELパネルの需要停滞や液晶パネルの単価下落などにより、25.0%減の17億1000万ドルとなった。
携帯電話は海外生産の拡大もあり0.9%減の10億2000万ドル。ただ、携帯電話部品の輸出額は15.9%増の6億8000万ドルを記録した。
国・地域別の輸出額は、中国向けが21.0%減の71億4000万ドル、ベトナム向けが22.2%減の21億ドル、米国向けが22.5%減の15億7000万ドル。一方、日本向けは0.2%増の3億8000万ドル。二次電池が2桁の伸びを記録したほか、半導体の輸出も1.0%増加した。
11月のICT輸入額は前年同月比6.9%減の90億9000万ドルで、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は52億2000万ドルの黒字だった。
sarangni@yna.co.kr