習近平氏「平和繁栄・自由貿易保護で共通認識」=韓中首脳会談
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2019.12.23 14:53
【北京聯合ニュース】中国の習近平国家主席は23日(現地時間)、韓中日首脳会談に出席するため訪中した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北京の人民大会堂で首脳会談を行い、「中国と韓国は地域の平和と安定、繁栄を促進し、多国間主義と自由貿易体制を守るなどさまざまな面で広く共通認識を持っている」と述べた。
習氏は「われわれは常に緊密に協力してきた友人でありパートナーだ。現在世界的に(起こっている)この100年間になかった大きな変化に対して、われわれは中韓の戦略的協力パートナー関係を深化・発展させて両国の共通利益を守り、拡大しなければならない」と強調した。
習氏の発言は、米朝非核化交渉が膠着(こうちゃく)状態に陥った中、朝鮮半島を巡り緊張が高まっている状況で地域の平和の重要性を再確認したものと受け止められる。
また、米中貿易摩擦が続いている中、習氏が自由貿易体制の重要性に言及したという点も注目される。日本の対韓輸出規制を巡り、文大統領も自由貿易を強調していることからも注目すべき発言だ。
習氏は、中国と韓国はアジアだけでなく世界で存在感と影響力のある国だとしながら、両国関係をよりよい方向に発展させる上での共通認識もあると述べた。
また、2回目となる文大統領の中国訪問が韓中関係の発展と韓中日3カ国の協力を深めるきっかけになると評価し、文大統領と共に両国関係を新しくより高いレベルに引き上げると強調した。
ynhrm@yna.co.kr