今年の訪韓外国人観光客 過去最多1750万人に
【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部と韓国観光公社は24日、2019年に韓国を訪れた外国人観光客が過去最多の1750万人に上るとの見通しを示した。
16年に記録した1724万人を上回り、最多記録を更新する見込みだ。
1750万人を達成した場合、時間でみると1.8秒に1人の外国人客が韓国を訪れたことになる。定員407人の旅客機118機が毎日満席で外国人客を運んだ計算。
文化体育観光部と観光公社は、今年の観光収入を25兆1000億ウォン(約2兆3600億円)と推計した。生産誘発額は46兆ウォン、雇用誘発は46万人に上るとみている。
中国で韓国への団体旅行禁止が完全に解除されておらず、日本の対韓輸出規制の影響で日本人客が減少している中、こうした記録達成には大きな意味があるという。中国から個人客を呼び込もうと査証(ビザ)条件を緩和したり、東南アジア、中東などの団体旅行の誘客や韓流スターを前面に掲げた観光PRなどにより外国人客の多様化に努めたりしたことが、観光客の増加につながったと説明した。
11月までに中国人客は前年同期比26.1%増の551万人、東南アジア・中東は10%増の294万人となっている。また、中国、日本、台湾に次いで今年は米国からの観光客が初めて100万人を突破すると予想される。
1~9月の訪韓外国人客数の前年同期比増加率は16.1%と、世界平均(4%)を大きく上回った。世界経済フォーラム(WEF)が発表する観光の競争力ランキングでも、韓国は17年の19位から今年は16位にランクアップした。
文化体育観光部と観光公社は26日に仁川国際空港で、今年1725万人目の外国人訪問客に花を贈るなど、最多記録更新を記念する行事を開く。
朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光部長官は「さまざまな観光コンテンツを取り入れて何度も訪れたい国、高品質の観光サービスを提供することで訪れるたびに幸福感が増す国にする計画だ」と述べた。政府は来年、外国人客2000万人を目標に取り組みを強化する構えだ。
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