韓国サムスントップ 今年最初のメッセージは「反省」
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2020.01.02 18:47
【ソウル聯合ニュース】韓国サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が新年に出した最初のメッセージは「反省」だった。
サムスン電子は2日午前、コンプライアンス経営を強化するために「順法監視委員会」を構成すると発表した。また同日午後には李副会長が今年最初のスケジュールとして半導体の開発現場を訪れ、「誤った慣行と思考を果敢に廃止する」との方針を明らかにした。
サムスングループを巡っては、李副会長が韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告と長年の知人、崔順実(チェ・スンシル)被告への贈賄罪などに問われているほか、グループの医薬品受託製造会社、サムスンバイオロジクスの粉飾決算事件やグループ子会社の労組活動妨害事件などの裁判が行われており、このような方針を打ち出すことで、これまでの企業活動への反省と社会的責任に対する意思を強調する狙いがあるものと受け止められる。
財界関係者は「サムスンは政経癒着、労組活動妨害などに関する否定的なイメージを払いのけるため一貫したメッセージを出し続けている」とし、「この日の李副会長の発言もグループの総帥として責任意識を示したものとみられる」と話した。
yugiri@yna.co.kr
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