韓国国防部「米と情報共有しながら状況注視」 イラン報復攻撃
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2020.01.08 14:47
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の関係者は8日、イラン革命防衛隊が同日未明(現地時間)に米軍が駐留するイラクのアサド空軍基地などをミサイルで攻撃したことに関し、米国防総省と関連情報を共有しながら状況を注視していると伝えた。攻撃は米軍による革命防衛隊の精鋭部隊のソレイマニ司令官殺害に対する報復。
国防部と韓国軍合同参謀本部は、アラブ首長国連邦(UAE)のアーク部隊、レバノンの東明部隊など中東地域に派遣した部隊に対し、部隊員の身の安全を守るよう指示したとされる。
政府は有事の際、現地にいる韓国の国民や企業社員を保護し、輸送するために必要な軍装備を確認中とされる。軍の消息筋は「政府の決定があれば、軍はすぐに任務を遂行する準備ができている」と話している。
1月現在、イラクに滞在する韓国人は約1570人で、その多くは製油所建設や新都市開発のプロジェクトに携わる大手建設会社の社員だ。この製油所と新都市の建設地はいずれも中部にあり、イランのミサイル攻撃を受けた中西部のアサド空軍基地、北部アルビルとはだいぶ離れている。
tnak51@yna.co.kr