韓国の各大学が入学式などを中止に 新型コロナウイルスの拡大を受け
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、韓国の各大学が卒業式や新入生オリエンテーションなどの行事を中止にしていることが3日までに分かった。
延世大は3日に予定していた新任総長就任式、24日に予定していた卒業式をそれぞれ中止。建国大は21日の卒業式、来月2日の入学式を中止にした。西江大も学生の安全のため、入学関連行事、卒業式、新入生オリエンテーションを全て中止することを決めた。世宗大も21日の卒業式と24日の入学式を中止にした。世宗大の関係者は「3月初めに予定された講義の開始日も一週間延期するか内部で検討中」とし、「とりあえず、2月に予定していた教授研修会などの会合を全て取り消した」と話した。
成均館大は先月30日に入学式の中止を決めた。卒業式については検討中という。梨花女子大も先月31日にホームページで、2月23、24の両日に予定されていた卒業関連行事を中止すると発表した。東国大は13日に予定された卒業式を秋に行われる学位授与式に統合する予定だ。入学式と新入生オリエンテーションは中止になった。
高麗大、弘益大、漢陽大は入学式と卒業式を中止にするか検討中だ。
誠信女子大も25日に開催する予定だった卒業式と11日から3日間行う予定だった新入生オリエンテーションを中止にした。入学式についても中止を検討している。
中国人留学生を対象として措置も取られている。
学部だけで約1200人の中国人留学生がいる建国大は、5棟ある学生寮のうち1棟を冬休み中に中国に帰国し、国内に戻ってくる中国人留学生の専用とする。また中国人の入学予定者が韓国政府の入国制限によって3月までビザを受けられない場合、6カ月の入学猶予を臨時で許容する案を検討している。
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