新型肺炎「悲壮な覚悟で終息を」 経済対策急ぐべき=文大統領
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2020.02.04 11:59
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日の閣議で、新型コロナウイルスによる肺炎が拡大している問題について、「緊張を解かず、一瞬の油断も許さないという悲壮な覚悟で新型コロナウイルスの終息に向けて取り組む」と述べた。
また、「事態が長期化する最悪の状況に備え、経済が受ける衝撃と被害を最小限に抑えなければならない」として、「多方面で対応策づくりを急ぐべきだ」と強調した。
その上で、「経済は心理だ。実際より誇張された恐怖と不安は経済をさらに困難にする」と指摘。「偽ニュースを防ぎ、感染症情報を迅速かつ正確に提供しなければならない」とし、「国民が不安がらないよう政府が本来の役割を果たすことが経済にも直結することを肝に銘じなければならない」と重ねて強調した。
閣議にはソウル市長をはじめ京畿道、忠清北道、忠清南道の各知事も出席した。文大統領は「感染症の地域社会への拡大を防ぐためには中央政府と自治体の緊密な協力と連携が絶対的に必要だ」として、自治体と政府が協力して対応するよう指示した。
kimchiboxs@yna.co.kr
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