新型肺炎 克服に向け中国と積極的に協力=韓国外交部
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2020.02.04 16:40
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大防止に向けた韓国政府の措置を巡り、ケイ海明・駐韓中国大使が4日に会見を開いて世界保健機関(WHO)の方針に従うべきだなどと指摘したことについて、韓国外交部の金仁チョル(キム・インチョル)報道官は同日の定例会見で、「今の状況をしっかり管理し、克服するため、両国が緊密な意思疎通を行ってきており、今後もそうしていく」として、「必要な部分は積極的に協力する」との立場を明らかにした。
ケイ大使は会見で韓国政府が過去2週間以内に中国・湖北省を訪問した外国人の入国を禁止する措置を取ったことについて直接的な批判を避ける一方、「関係国は世界の保健分野で最も大きく、権威のある機関であるWHOの勧告に基づき、科学的な決定を下すべきだ」と強調した。
金報道官は外国人の入国制限措置の対象を湖北省から中国全土に拡大するよう求める声に対しては、「感染者数の増加など具体的な状況を注視しながら、旅行警報を調整する問題を検討している」と述べた。
一方、韓国外交部の当局者によると、中国に対する500万ドル(約5億4500万円)相当の緊急支援のうち、防護服などで約30万ドル相当の支援が行われた。
同当局者は新型コロナウイルスによる肺炎問題を受け、今年上半期とされる習近平国家主席の訪韓時期が延期される可能性については、「調整している」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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