LG電子がスペイン携帯見本市への出展中止 韓国他社も追随か=新型肺炎
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2020.02.05 16:25
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、韓国大企業がスペインのバルセロナで24日開幕するモバイル機器見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」への出展を取りやめたり、取りやめを検討したりしている。
LG電子は5日、「顧客と社員の安全を優先する」としてMWCへの出展取りやめを発表した。
MWCはモバイル分野の世界最大級の見本市で、今年も10万人以上が来場する見通しだ。このうち中国人が3万~4万人に上ると予想される。来場者は機器を手に取ったり試してみたりするため、感染のリスクが高いと指摘されている。
韓国企業で参加取りやめを決めたのはLG電子が初めて。今年初参加を計画していた起亜自動車は、出展中止を有力に検討している。サムスン電子やSKテレコム、KTなどは今のところ計画通り展示ブースを運営する方針だが、状況に応じて計画を変更する可能性もある。SKテレコムは予定していた現地でのメディアとの懇談会を中止した。
LG電子は今回のMWCでスマートフォンの新製品「V60 ThinQ」と「G9 ThinQ」を披露する予定だったが、延期する。同社は「新型コロナウイルスの感染状況を見ながら安全面を判断した上で、新製品公開イベントを開催する計画だ」と説明した。来月ごろ、発売国ごとに発表イベントを開くと予想される。
同社は出展は見合わせるものの、すでに日程を押さえてある海外通信会社との商談は行う予定だ。
MWCの主催側は4日、「新型コロナウイルスの影響は少ない」とし、計画通り開催すると発表した。
tnak51@yna.co.kr