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新型コロナウイルス 全国への拡大阻止に総力=韓国

記事一覧 2020.02.06 20:14

【ソウル聯合ニュース】韓国の保健当局は新型コロナウイルスの感染拡大のスピードが予想よりも速いことから、全国に広がっていく可能性に対し警戒を強めている。これまでは発熱やせきなどの症状があっても中国への渡航歴がなければ検査していなかったが、新型コロナウイルスの感染者が確認された国への渡航歴があれば、医師の判断で検査できるよう基準を変更するなど、対策を強化している。

会見する保健福祉部の金剛立次官=(聯合ニュース)

 ◇高まる全国への拡散可能性、広がる感染規模

 6日午前現在の韓国の感染者数は前日から4人増の23人に増えた。このうち2人は完治して退院し、21人が治療を受けている。

 23人のうち、武漢市など中国への渡航歴がある人は10人。日本、タイ、シンガポールへの渡航歴がある人は5人となっている。そのほかは家族などから感染した。

 これは感染の拡大を防ぐためには、中国だけでなく感染者が発生した国からの入国者の管理や、感染が確定した人からの二次感染の予防を強化する必要があることを示している。

 疾病管理本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は6日の会見で、検査対象者を広げたため今後、感染者数が増えるほか、人から人への感染が広がる恐れがあると予想した。また感染者が増えれば、各地域にウイルスが拡散する可能性が高まるため、備える必要があると強調した。

 ◇全国への拡散に備え重症感染者を減らす戦略が必要

 国内で二次感染、三次感染が増加して感染が拡大する懸念が高まっていることについて、専門家はウイルスの拡散スピードに注意し、全国に感染が拡大した状況に備えた戦略をあらかじめ立てる必要があると警鐘を鳴らした。

 翰林大医学部のイ・ジェガプ教授は韓国プレスセンター(ソウル市中区)で5日に行われた討論会で、「中国のほかにタイやシンガポールを訪問した人から感染者が発生した状況なので、今は地域社会における感染を阻止する時」と先を見越した対策の重要性を強調した。

 疾病管理本部長を務めた経験のあるソウル大医学部の李種求(イ・ジョング)教授は「新型コロナウイルスは拡散が思ったより速い。流行がさらに速まる可能性もある」とし、「全国に広がる可能性があり、準備しなければならない」と強調した。 

 専門家らは、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が本格化した場合、韓国で2015年に中東呼吸器症候群(MERS)が流行した時のように、新型感染患者の全数調査が必要で、感染が確認されれば個室への隔離を検討するなど、被害を最小化するための戦略を用意する必要があると指摘した。

 ◇防疫当局と自治体が協力強化 感染拡大阻止へ

 防疫当局は新型コロナウイルスが全国へ拡大する可能性がさらに高まる状況に備え、各地方自治体との協力体制をさらに強化することを決めた。

 新型コロナウイルスに関する中央対策本部の副本部長を務める金剛立(キム・ガンリプ)保健福祉部次官は、感染者と感染者との接触者の数が増加しているとし、「このような状況で現在、防疫管理システムを点検し、特に地方自治体の地域防疫対応システムをさらに強化する方策を用意している」と強調した。 

yugiri@yna.co.kr

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