クルーズ船が釜山寄港取りやめ 検疫基準強化で=韓国
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2020.02.07 21:26
【釜山聯合ニュース】日本に停泊中のクルーズ船内で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことなどを受け、韓国当局が検疫基準を大幅に強化した。これにより、韓国の港に入港する国際クルーズ船が当分の間なくなることが7日、分かった。
釜山港湾公社によると、検疫当局は新型コロナウイルス感染者が発生した地域から14日以内に出港したり、同地域を経由したりしたクルーズ船について、乗員乗客のうち1人でも発熱などの症状があれば、搭乗者全員を下船させないことを決めた。
今年初めて、11日に釜山に入港する予定だった香港発の大型クルーズ船「ウエステルダム号」はこのような検疫基準強化のために釜山寄港をあきらめたという。同クルーズ船には新型コロナウイルスの感染者が乗っているとされ、日本政府は日本に入港しないよう要請している。
韓国政府の検疫基準強化により、新型コロナウイルスの感染拡大が沈静化するまで、国際クルーズ船の寄港は事実上、なくなるとみられる。
ただ、新型コロナウイルスの感染者が出ていない米アラスカ州から出発するクルーズ船1隻が3月19日に寄港する予定だが、乗客が下船するかは不透明だ。
yugiri@yna.co.kr
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