4月の国会議員総選挙 5党対決構図に再編=韓国
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2020.02.14 19:12
【ソウル聯合ニュース】韓国で4月15日に実施される国会議員総選挙が事実上、5党による対決構造に再編された。
保守系の最大野党「自由韓国党」と野党第3党「新しい保守党」が合併した「未来統合党」が17日に発足する予定で、野党第2党「正しい未来党」と「対案新党」、「民主平和党」は14日に3党を合併することで合意し、17日に新党「民主統合党」を立ち上げる。
総選挙は与党「共に民主党」(14日時点の議席数129)と未来統合党(同113)、民主統合党(同28)、「実用的中道」を掲げて結成を目指している「国民の党(仮称)」、革新系「正義党」(同6)の5党が競合する構図となる。
中道・無党派層の動向が勝敗の鍵を握るとされ、各党は中道・無党派層の取り込みに力を入れる構えだ。
共に民主党は中道・無党派層が多い首都圏などでの野党の再編の影響を見極め、選挙戦を展開する見通しだ。未来統合党は保守系の結集に加え、政権の審判を訴えて中道派も取り込みたい考えだ。国民の党は共に民主党と未来統合党を「既得権政党」と追い詰め、中道票の掘り起こしを進める。
一方、南西部の全羅道を支持地盤とする統合民主党は「傲慢(ごうまん)な与党をけん制する勢力が必要」として支持を訴える考えだ。同道は共に民主党の伝統的な地盤だ。
革新系の正義党は独自の支持層を獲得しており、支持層のさらなる拡大を狙う。
kimchiboxs@yna.co.kr
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