韓国の新型肺炎感染者 1人増え29人に=海外渡航歴ない80代
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2020.02.16 10:51
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は16日午前、新型コロナウイルスによる肺炎を巡り、新たに1人の感染が確認されたと発表した。80代の韓国人男性で、これで韓国での感染者数は計29人となった。韓国で新たな感染が発表されたのは11日以来、5日ぶり。
この80代の男性に海外渡航歴はないという。ソウル市内の大学病院でのウイルス検査で陽性が判明し、現在は国の指定した病院で隔離治療を受けているという。
韓国で新たな患者の確認が発表されたのは、10日に感染が確認され、翌11日に中央防疫対策本部が感染を明らかにした30代の中国人女性以来。
患者29人のうち、9人が隔離を解除された。このうち8人が退院し、1人も近く退院する予定。
現在治療を受けている20人の容体は安定しており、1人は肺炎治療のため酸素吸入を受けている。新たに感染が確認された80代男性の容体は明らかにされていない。
新型コロナウイルスの感染が疑われる症状を示した人(検査を受けた人)は、感染者を除き7890人。このうち7313人が陰性の判定を受けた。残りの577人は現在検査中だ。
中央防疫対策本部は、午前10時(同9時時点)と午後5時(同4時時点)の1日2回、新型コロナウイルスの感染者数を発表している。
sarangni@yna.co.kr