大邱・慶尚北道13人含む15人の感染確認 韓国で計46人に=新型肺炎
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は19日午前、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、新たに15人の感染が確認されたと発表した。韓国での感染者数は計46人となった。
この15人のうち、13人は南東部の大邱とその周辺の慶尚北道地域で感染が確認された。うち11人は、韓国で31人目の感染者となった60代の韓国人女性と関わりがあることが分かっている。10人は同じ教会に通っており、1人は病院で接触した。残りの2人については、当局が関連性を確認している。
大邱・慶尚北道地域で新たな感染者が多数発生し、感染者が訪れた地元医療機関の救急室は閉鎖されている。感染者が出た慶北大病院は18日夜から救急室を閉鎖し、啓明大東山病院も感染が疑われる人が来院したことから新規患者の受け入れを止めている。
大邱・慶尚北道地域以外で発生した感染者2人のうち1人は、韓国で20人目の感染者となった40代韓国人女性の10代の娘。病院に隔離されて治療を受けている。
ソウルの城東区でも感染者が1人(70代韓国人男性)発生した。同区などによると、この男性は29人目、30人目、31人目の感染者と同じく海外渡航歴がなく、他の感染者と接触してもいないという。
18日に高熱のため漢陽大病院を訪れ、コンピューター断層撮影装置(CT)による検査で肺炎の症状が確認された。別途に設けられた診療施設で新型コロナウイルスの検査を受け、19日に陽性と判明した。病院に隔離され、治療を受けている。
韓国での感染者のうち、12人はすでに治療を終えて退院した。18日までに感染が確認された残りの19人は、全般的に安定した状態で治療を受けている。19日に新たに感染が分かった15人の容体はまだ公表されていない。
新型コロナウイルスの検査を受けた人は、感染者を除き1万365人と1万人を超えた。このうち9335人は陰性の判定を受けた。残りの1030人は現在検査中だ。
中央防疫対策本部は、午前10時(同9時時点)と午後5時(同4時時点)の1日2回、新型コロナウイルスの感染者数を発表している。
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