アカデミー賞受賞のポン監督らと昼食会 映画産業への支援表明=文大統領
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2020.02.20 14:57
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日、第92回米アカデミー賞で作品賞を含む4冠に輝いた映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督や出演者らを青瓦台(大統領府)に招き、昼食会を行った。
文大統領は「(韓国の)映画100年史で新しい歴史を書いたことも非常に誇らしく思い、オスカーでも新たな歴史を書いたことを誇らしく思う」と称賛した。また、新型コロナウイルスの感染が拡大していることに触れ、「困難に直面する国民に多くの勇気を与えた」として、「特に感謝したい」と述べた。
また、世界的人気を誇るグループBTS(防弾少年団)などK―POPにも言及し、「韓国は文化全般で世界の中心部に入った」と評価した。
外国語映画の作品賞受賞は「パラサイト」が史上初めてで、言語の壁を乗り越え、白人中心のアカデミー賞に新たな歴史を刻んだとの評価を受けている。
文大統領は「『パラサイト』が示した社会意識に深く共感する。韓国だけでなく世界的な問題ではあるが、不平等は根深い」として、「不平等の解消を国政目標として掲げたが、反対も多く、すぐに成果が出なくて気をもんでいる」と明かした。さらに「映画産業の隆盛のため、確実に支援する」としながらも、「ただ、干渉は絶対しない」と強調した。
kimchiboxs@yna.co.kr
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