新型コロナで「大胆な財政投入必要」 補正予算の編成検討指示=文大統領
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2020.02.24 16:22
【ソウル聯合ニュース】新型コロナウイルスの感染拡大を受け、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は24日、青瓦台(大統領府)で行った首席補佐官・秘書官会議で「企業の被害を最小限に抑え、国民の消費拡大や萎縮した地域経済を回復させるためには大胆な財政投入が必要」として、必要なら国会の協力を得て補正予算の編成を検討するよう指示した。
指示を受け、補正予算の編成に向けた議論が本格化する見通しだ。与野党も補正予算の必要性については賛同している。
24日午前時点の韓国での感染者数は763人で、死者は7人となっている。文大統領は23日、感染症の危機警報を現在の「警戒」から最高レベルの「深刻」に引き上げると発表した。
文大統領は現状を「通常ではない非常状況」と規定し、「決して右顧左眄(うこさべん)してはならない。政策的想像力に制限を設けず、大胆に決断し、迅速に推進しなければならない」と強調した。
会議には感染症関連学会の専門家らが出席。文大統領は専門家からの意見を求め、「政府の防疫対策に積極的に反映させる」と述べた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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