韓国への渡航注意レベル「最高」に 中国に続き2カ国目=米国
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2020.02.25 14:37
【ソウル聯合ニュース】米疾病対策センター(CDC)は24日(米現地時間)、新型コロナウイルスの感染者が急増している韓国に対する渡航注意情報を最も高いレベル3に引き上げた。「広範囲な市中感染」を理由に、国民に対して不要不急の旅行を自粛するよう勧告した。
CDCはホームページで韓国に対する渡航注意情報を3段階のうち最高レベルの「警告」に引き上げると発表。「新型コロナウイルスによって誘発される呼吸器疾患の発生が広範囲に進んでいる」とし、影響を受けている地域での適切な医療サービスの利用が制限されており、高齢者や慢性疾患患者が深刻な病気を患うリスクが高まっていると説明した。
また、やむを得ず韓国に旅行する場合は病人との接触を避け、洗っていない手で目、鼻、口を触らないようにし、せっけんと水で20秒以上手を洗うか、アルコール消毒剤で手をふくことを勧めている。
CDCの渡航注意情報は「注意」「警戒」「警告」の3段階からなる。
昨年末に中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスが世界に広がって以降、CDCが最高レベルの渡航注意情報を発令したのは中国本土を除けば韓国が初めてだ。
これとは別に米国務省が発表する渡航情報では、韓国は4段階のうち下から2番目に引き上げられている。
韓国中央防疫対策本部によると、25日午前9時現在の韓国の新型コロナウイルス感染者数は計893人。
ynhrm@yna.co.kr
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