中国一部地域で韓国からの入国者隔離 「行き過ぎ」=康外相
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2020.02.26 09:26
【ベルリン聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は25日(現地時間)、中国の一部地域の当局が新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に韓国からの入国者を強制的に隔離するなどの措置を取っていることについて、「行き過ぎた(対応)というのが一次的な判断」との認識を示した。
ドイツ・ベルリンで開かれた核軍縮・核拡散防止条約(NPT)に関するストックホルム閣僚級会合に出席後、記者団に述べた。
康氏は「われわれは中国に対し、(過度な)対応を控えてきたが、中国も過度に対応しないよう引き続き意思疎通する必要がある」として、「韓国から来たという理由だけで入国を禁止することは到底受け入れ難い」と強調した。
また、「相手国が過度な措置を取ったと判断されれば抗議している」として、「各公館が相手国に対し、措置を取る場合は事前に協議するよう要請している」と述べた。
中国・山東省の威海市は25日から韓国や日本などから入国する人に対し、14日間強制的に隔離する措置を取った。同日午前に仁川を出発し同市の空港に到着した乗客163人(韓国人19人)を隔離した。中国側は措置を取る前、韓国側と事前に協議しなかったもようだ。
遼寧省瀋陽市は同日、韓国から入国したすべての人に対し、新型コロナウイルス検査を行った。症状がなくても14日間自宅か当局が指定するホテルで隔離するようだ。
kimchiboxs@yna.co.kr
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