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新型コロナ感染者1000人超 9割以上が大邱・慶尚北道=韓国

記事一覧 2020.02.26 11:26

【ソウル聯合ニュース】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、韓国の中央防疫対策本部は26日、前日の午後4時からこの日午前9時までに新たに169人の感染が確認されたと発表した。韓国での感染者数は計1146人となり、1月20日に初めて感染者が確認されてから1カ月余りで1000人を上回った。

新型コロナウイルスの感染者が出たソウル市内の教会で消毒作業を行う防疫関係者=26日、ソウル(聯合ニュース)

新型コロナウイルスの感染者が出たソウル市内の教会で消毒作業を行う防疫関係者=26日、ソウル(聯合ニュース)

 また、感染者から新たに1人の死者が出た。韓国での死者は11人に増えた。

 感染者は、新興宗教団体「新天地イエス教会」の南東部・大邱にある施設での礼拝に参加した信者と慶尚北道・清道の病院の患者を中心に、大邱・慶尚北道地域に集中している。新たに確認された感染者169人のうち、153人は両地域で発生した。このほかソウルで4人、釜山で8人、仁川で1人、京畿道で1人、慶尚南道で2名の感染が確認された。

 これにより、大邱・慶尚北道地域での感染者は計944人となった。

 多数の感染者が発生した新天地イエス教会と慶尚北道・清道の病院に関わりのある感染者は、25日午前9時現在でそれぞれ501人、113人。これ以降に感染が確認された人の感染経路は公開されていない。中央防疫対策本部は、26日午後2時の会見で感染者の状況を発表する予定だ。

 11人目の死者は30代のモンゴル人男性で、国内で新型コロナウイルスにより外国人が死亡したのはこれが初めて。この患者は肝硬変の持病があったとされ、正確な死因は調査中だ。

 11人のうち7人は清道の病院の患者で、長期入院の患者が多い精神科の閉鎖病棟で死者が発生した。患者らは長期の入院生活で免疫力が低下していたため、閉鎖空間での濃厚接触により感染、悪化したものとみられる。

 市中感染の増加に伴い、感染の有無を調べるために検査を受けた人の数も4万人を超えた。検査を受けた人(感染者除く)は4万4981人で、このうち2万8247人は陰性だった。残りの1万6734人は現在検査中だ。

 中央防疫対策本部は、午前10時(同9時時点)と午後5時(同4時時点)の1日2回、新型コロナウイルスの感染者数を発表している。

ynhrm@yna.co.kr

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