新型コロナ感染者の66%が集団感染 最大は新興宗教団体=韓国
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2020.03.04 20:00
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は4日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者について、「全国的に約65.6%が集団発生と関連した事例と確認している」とし、「そのほかの散発的な発生や、調査・分類中である事例は約34.4%」と説明した。
集団発生の事例を地域別に見ると、大邱市では集団感染が起こった新興宗教団体「新天地イエス教会」の関係者が2583人で、大邱市全体の感染者の64.5%を占めた。
忠清南道地域では天安市のダンススタジオを中心に七つのスポーツ施設で感染者80人が発生した。このうち講師が4人で受講生が50人、講師や受講生の家族らが26人となっている。
釜山市では市内の温泉教会を中心に調査が進行中で、同教会に関連した感染者が釜山市で33人、慶尚南道で2人出ている。
ソウルでは城東区の複合施設に関係する12人の感染が確認されている。
慶尚北道では新天地イエス教会の関係者のほかにも、病院や少年刑務所などで集団感染が発生した可能性について調査が行われている。
鄭氏は「まだ調査が進行中であるため、感染源や感染経路が(今後)確認されれば、集団発生の統計は補完される予定」と話した。
yugiri@yna.co.kr
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