集団感染の新興宗教団体本部を行政調査 信者情報など確認=韓国
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2020.03.05 14:43
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の中央災難(災害)安全対策本部の金剛立(キム・ガンリプ)第1総括調整官(保健福祉部次官)は5日の記者会見で、京畿道果川市にある新興宗教団体「新天地イエス教会」の本部に対する行政調査を行ったと明らかにした。
金氏によると、調査は信者らの名簿や礼拝の出席記録、すべての団体関連施設の住所などを確認するためという。金氏は「(教団側が)提出した(信者らの)名簿の信頼性を検証し、信者の感染経路、移動経路などを把握するための防疫目的」と説明。「提出を受けた信者らの名簿について、一部の自治体から信頼性を問題視する声が出ており、資料を検証する必要性があると判断した」と述べた。
韓国の防疫当局は教団の南東部・大邱市内にある教会で集団感染が起きたことを受け、先月末、信者の名簿の提出を要求。約9300人の名簿を確保し、新型コロナウイルスの検査を実施した。今月2日までに約5000人が検査を受け、うち約2300人の感染が確認されている。また、別の地域でも信者の感染が相次いでおり、当局は約31万人の信者全員の名簿を提出させ調査を行っている。
kimchiboxs@yna.co.kr
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