コロナ新規感染者数「減少」の見通し 韓国政府
記事一覧
2020.03.05 15:40
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が国内の新型コロナウイルスの新規感染者が次第に減少するとの見通しを示した。
中央災難(災害)安全対策本部の金剛立(キム・ガンリプ)第1総括調整官(保健福祉部次官)は5日の定例会見で、集団感染が発生した新興宗教団体「新天地イエス教会」の大邱地域の信者のうち感染が疑われる症状がある人の調査が終わり、無症状の信者と大邱市民に対する検査が行われており、新規感染者数が次第に減少する可能性があるとの見通しを示した。
全国で感染者が発生しているが、大邱市や5日に感染症特別管理地域に指定された慶尚北道慶山市以外で集中的に感染者が発生した地域はないと説明。その上で、「さらに数日間、推移を見守る必要がありそうだ」と慎重な立場を示した。
5日午前0時時点の韓国での感染者数は計5766人だが、新規感染者の1日の増加数は減少傾向にあり、2日は600人、3日は516人、4日は438人だった。政府は先月20~21日に同教団の信者約9300人の名簿を確保しウイルス検査を進めた。今月2日までに約5000人の信者が検査を受け、約2300人が陽性の判定を受けた。
hjc@yna.co.kr
キーワード