文大統領の支持率44%に上昇 新型コロナ対応に肯定的評価も
政治
2020.03.06 14:48
【ソウル聯合ニュース】世論調査会社、韓国ギャラップが6日に発表した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週に比べ2ポイント高い44%だった。不支持率は3ポイント下落し48%となった。
調査は3~5日に全国の18歳以上の1000人を対象に実施された。
支持する理由としては「新型コロナウイルスへの対応」(37%)、「最善を尽くしている・頑張っている」(15%)などが挙がった。不支持の理由は「新型コロナウイルスへの対応が不十分」(50%)、「経済・国民生活問題の解決不足」(8%)などだった。
新型コロナウイルスへの対応を巡り、否定的な評価だけでなく、肯定的な評価も出ていることが支持率をけん引しているとみられる。ギャラップは「(中東呼吸器症候群=MERS=が流行した)5年前より国内外の感染症情報が幅広くかつ迅速に共有・更新され、韓国を含むさまざまな国の検査速度、情報公開、感染者への医療・生計支援が比較されている」と説明した。さらに、南東部・大邱にある新興宗教団体「新天地イエス教会」の施設で集団感染が起きてから事態が深刻化した責任が政府だけではなく、同団体に分散されたことも文大統領の支持率が急落していない理由と分析した。
政党支持率は進歩(革新)系与党「共に民主党」が36%、保守系最大野党「未来統合党」が22%、「正義党」が6%、「国民の党」が2%などだった。
一方、新型コロナウイルス感染の可能性について、「懸念している」との回答は74%、「懸念していない」は25%だった。「懸念している」との答えは2月第1週の64%から第4週は77%まで上がったが、下落に転じた。
kimchiboxs@yna.co.kr
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