日本人の入国審査 9日から強化=韓国政府
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2020.03.08 19:36
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の日本国民に対する入国規制強化措置に伴い、9日から日本人の入国手続きが強化される。
韓国法務部は8日、日本駐在の韓国公館が日本国民に既に発給した有効な査証(ビザ)の効力が全て停止されると説明した。
同部は航空会社から乗客情報の提出を受け、搭乗者事前確認制度(IPC)を利用して入国対象者かどうかの確認を行う。日本国民は搭乗券の発行を受けるときと韓国での入国審査のときに確認手続きを経る必要がある。
ただ、永住資格があるか外国人登録を行った場合、居所申告が有効な場合は対象外となる。
短期滞在のための査証(ビザ)免除措置も中断されるため、日本国旅券の所持者は、日本からの出発時間を基準に9日午前0時から新たにビザを取得しなければならない。同措置の中断は旅券の種類に関係なく適用される。
ビザ発給の審査も強化される。政府はビザを申請する外国人に対し健康状態確認書の提出を求め、新型コロナウイルス感染が疑われる症状の有無を確認する方針だ。同部は「今後の状況のによっては病院が発行する健康確認書の提出を求める可能性もある」と説明した。
日本からの入国者に対しては9日から検疫を強化する「特別入国手続き」を実施する。検疫当局が入国を許可できないと判断した外国人に対しては入国禁止措置が取られる。
韓国外交部は6日、日本政府が韓国からの入国を大幅に制限することへの対応措置として、9日午前0時から短期滞在のためのビザ免除措置を中断し、発行済みのビザについても効力を停止すると発表した。
hjc@yna.co.kr