韓国が近海漁船を減船 日本での操業依存度引き下げへ
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2020.03.09 14:13
【ソウル聯合ニュース】韓国海洋水産部は9日、韓国漁船の日本の水域での操業依存度を引き下げるため、近海漁船45隻を職権で減船すると発表した。
同部は「わが国の近海漁業は海洋環境の変化や水産資源の枯渇など、多くの困難に直面している」とし、2016年に91万トン水準だった近海漁獲量は18年に101万トンと回復傾向を示したが、昨年再び91万トンに下落し、サバ、イカ、イワシなどの漁獲が特に低調な状況だと説明した。
また、2020年漁期の韓日漁業交渉の妥結遅延によって日本水域への入漁が4年間中断しており、操業依存度が高い魚種の漁獲量が減少しているとした。
このような状況を受け、海洋水産部は今年近海漁船85隻を減らす方針だ。まず、大型巻き網漁船やイワシ漁船などを対象に需要調査を行って40隻の自主減隻の申し込みを受け付け、これに加えて近海船舶45隻を職権で減船する。
職権減船の対象には、日本水域での操業依存度が高い近海はえ縄漁船10隻と近海イカ釣り漁船4隻を含んでいる。イカの資源回復のため、大型トロール船も5隻減らす。また、国内の水産資源回復と操業競争緩和のため、近海アンコウ網漁船5隻と小型巻き網漁船7隻も減船する。
ynhrm@yna.co.kr