感染者数の減少傾向「維持すべき」 楽観は禁物=文大統領
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2020.03.09 16:18
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、青瓦台(大統領府)で開かれた首席秘書官・補佐官会議で、新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあるとしながら「この傾向を維持しなければならない」と述べた。
新型コロナウイルスの新規感染者数は2月28日の916人をピークに減少に転じ、昨日は248人だった。1日に確認された新規感染者数が200人台となったのは、先月26日以来12日ぶり。
文大統領は「現在多くの国で新たな感染者数が増加を続けているため、われわれが現在の傾向を維持して新規感染者数をさらに減らし安定段階に入れば、韓国は新型コロナウイルス防疫の模範事例として評価されるだろう」との考えを示した。
一方で「まだ楽観は禁物だ」とし、感染者が多数発生した南東部の大邱・慶尚北道をはじめ、各地域で散発的に小規模な集団感染が起こっていると指摘。宗教団体の礼拝など、大人数が集まる行事は引き続き自粛するよう呼び掛けた。
9日から実施された、出生年によってマスクの購入可能な曜日を指定する「マスク5部制」に関しては「譲り合い、配慮する心で寛大に理解し、協力してほしい」とした上で、「政府はマスク供給量を迅速に増やし、(マスク)5部制の不便を解消するために最善を尽くす」と強調した。
ynhrm@yna.co.kr
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